無担保の利点と欠点を知っておこう

担保という存在

まだお金の貸し借りを行う金融業が始まったばかりの頃、借り入れと言えば証書貸付のような、有担保の借り入れがほとんどでした。もちろん今でも証書貸付は存在しており、縮小したとはいえ、場合によっては頼る事もあります。
（⇒証書貸付とキャッシングは何が違う？）

有担保と言うのは、要は借り入れを行う際に払えなかった場合に用意する保険のような物です。住宅ローンなどだと購入した家をそのまま担保にするので、有担保ローンの中だと分かりやすい存在でしょう。
（⇒キャッシングと住宅ローンを使い分ける）

では、キャッシングなどでお馴染みの無担保ローンは有担保とどう違うのか？場合によっては有担保のローンを使う為にも、双方の特徴についてご説明いたします。

有担保と無担保の違い

キャッシングをカードで行う場合、ほとんどのローンは無担保となります。信用貸付とも呼ばれており、一度審査を通過したら、その枠内で自由に借り入れが行えるようになります。この点こそがカードによるキャッシングが私達一般の方にとって使いやすい物となっている証拠であり、非常に魅力的な点なのです。
（⇒自由に使えるキャッシングの魅力）

無担保という事で用意する物も極めて最小限なのですが、その反面有担保に劣っている部分もあります。無担保で貸し出すという事は金融業者にとってもリスクがあるので、相応のリターンは必要なのです。

まず有担保よりも無担保の方が金利が高く、限度額も縮小気味になります。これは有担保という保険が無いからであり、それゆえに使いやすさの反面で、金利といったコストが発生していると思っていいでしょう。

ゆえに、高額な買い物である車などでは専用のローンが設けられており、そちらを使うほうが、下手にカードによるキャッシングで賄うよりも効率的です。カードキャッシングを所持しているからと言っても、そちらばかり偏って使うと思わぬ損をしかねないのです。

無担保の特徴を掴んでおく

そうして見ると有担保の方が何かとお得に見えそうですが、使いたい時にすぐ使えるというのは、目先のコスト以上に大きな影響を与える事もよくあります。自分の置かれた状況次第で使い分けられるよう、双方について知識をしっかりと身に着けておきましょう。

取り分け無担保ローンが私達にとって身近な借り入れ方法なので、キャッシングを始めとしたカードによる借り入れの特徴だけは把握しておきましょう。