キャッシングの任意整理について

お金とは、あればあるだけ使いたくなりますし、欲しいもの、したいことにはお金が必要になります。特に欲がないとしても、普通に生活をするためにはお金が無ければいけません。そんなお金を貸してくれるキャッシングというサービスは、無計画に利用してしまうなど一つ間違えると、返済の負担が増え、終いには健全な生活が送れなくなる可能性があります。

つまり、キャッシングをして返済ができなくなってしまったために、更にキャッシングをして返済に充てるなど、また、複数のキャッシング企業からお金を借りてしまい、返済することが大変になるなど、といったことです。

このように返済の負担が大きくなってしまった場合、まず検討することは、返済の負担をできるだけ軽くして、返済できる環境を作るということになります。返済の負担と軽くする方法として、金利の低いキャッシング会社に乗り換えることを先に検討しましょう。

いくつものキャッシング会社からお金を借りている場合は、ひとつのキャッシング会社にまとめてしまいましょう。一本化、おまとめローンなどと呼ばれています。ただ、まとめる前の借入の条件によって、まとめることで得られるメリットがそれほどにもならない、ということも多いようです。

次の方法として、任意整理というものがあります。任意整理は、複数のキャッシング契約について、法律家である弁護士や司法書士に整理をお任せするものです。任された弁護士や司法書士は、キャッシング会社などの債権者と直接交渉し返済できる条件を設定してもらいきちんとした返済計画を立てるのです。

交渉では、基本的に利息制限法の上限金利を超える分で支払う過払分を整理してもらう、また、整理後の返済に対して金利を下げてもらう、利息をカットしてもらうといった交渉により、キャッシングにて生じた返済額を減額します。

キャッシング会社は、任意整理に応じる義務はありませんが、任意整理は、金利の違法性を指摘して返済額の減額を目標とするものです。信用ある弁護士や司法書士を通して整理したい、ということであれば応じざるを得ない場合もあるということです。

弁護士や司法処理に任意整理を依頼し受任された以後は、キャッシング会社が本人に取り立てを行うことは違反行為ですので、取立てはこなくなることになります。つまり、任意整理という段階に入ったことは、本人には返済能力が無く、専門家が間に入るというカタチになるのです。

一方で、任意整理を行えば、ブラックになってしまいます。キャッシング会社側からみれば信用がなくなる、ということです。そうなると、５年間はローンやキャッシングを利用することはできないということも理解しておく必要があります。