クレジットカードのキャッシング機能の審査

クレジットカードにキャッシング枠を設ける前に

キャッシングを始めとしてカードローン、クレジットカードなどの信用が関わるカードの発行には、いずれも審査がつきものとなっています。一度作っておけばいつでも借り入れが可能なカードキャッシングやクレジットカードは、この最初の審査をクリアしないとどうにもなりません。

また、例えばクレジットカードの審査に通過したという実績があっても、キャッシング用のカードまで通過するという裏付けにはなりません。それぞれにきちんと独立した審査があり、共有されているのは信用機関による情報くらいのものなので、審査の度にきっちりとした姿勢で挑まなくてはなりません。
（⇒信用機関が与えるキャッシングへの影響）

一枚のカードを作る度に一回の審査が発生すると考えていいですが、そうなるとショッピング枠とキャッシング枠の二つを備えた一体型のクレジットカードの場合、審査がどうなるか気になりますよね。一枚につき一回の審査と言えど、内部的にはどう処理されているのか。そこを見ていきましょう。

都度の審査で二つの枠は決まる

最初に結論を出すなら、クレジットカード申し込みの際にキャッシングも申し込んだ場合、提出する書類は一枚ですが、ショッピング枠とキャッシング枠毎に審査されていると言っていいでしょう。別々に申請する手間は省けますが、だからといって発行できる確率が大幅に変わる事は無いでしょう。

実は「クレジットカードにキャッシング枠を付けてもらうように書いたのに、ショッピング枠だけでキャッシング枠はついてこなかった」という事は珍しくもありません。特にアルバイトなどの方でも申し込めるというクレジットカードの場合、該当する方はショッピング枠のみの確保になる事がよくあるのです。

この事からお分かりになるかもしれませんが、ショッピング枠に比べてキャッシング枠の方が、全体的に審査はシビアに、尚且つ枠も小さくなる傾向があります。ショッピング枠が50万だからキャッシング枠も同じくらいもらえる…と楽観視するよりも、キャッシング枠は最低限のものになりやすいと考えておく方が、後々の予定に支障が出にくいでしょう。

ショッピングとキャッシングは別物と思おう

クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠は用途が違うように、一枚にまとまっていても全く別物の機能が同居していると考えておくといいでしょう。そうすればクレジットカード申し込みの際に「ショッピング枠は通るだろうけどキャッシングは通らないかもしれない」という風に、過剰な期待で予定を狂わされる事もありません。

それでも現金が借りられるキャッシング機能は汎用性がとても高いので、付けれるチャンスがあるなら是非狙ってみるといいでしょう。