魅力的な「無利息」キャッシング ただし条件があることを忘れずに

キャッシングを利用する際に気になるものの一つに「金利」つまり利息がどの程度かということがありますね。もちろん金利は低ければ低いほど、借りる側としては助かるわけですが、なんと「無利息」を前面に出したキャッシング商品も多くみられます。大変な魅力ですが、キャッシング商品の仕組みから考えると「無利息」を諸手を上げて喜んで利用してはいけません。

キャッシングとは、現金を貸してくれる商品ですが、単に現金を貸して返してもらうだけではキャッシング会社の利益は生じませんね。キャッシング会社の利益は、貸したお金にプラスする利息で賄います。キャッシング会社も企業ですから儲けなければいけません。

つまり、貸したお金を返してもらう際に利息分を加えた金額で返してもらうわけで、企業として利益を得るのです。基本的なこの仕組みをまずはしっかりと理解しておく必要があります。基本的にキャッシング商品は「無利息」では成り立たないのです。

ただ、広告やCMで「無利息」であることをアピールしていること自体がウソであることは考えにくく、キャッシング会社はきちんと利益を得られるように何かしらの条件や制約があると考えるのが自然です。無利息を前面に出すキャッシング商品の条件として、決められた一定期間のなかでの借り入れは利息を設定しない、一定期間を超えた借り入れには利息を設定するというものが多いようです。

無利息に該当する分は、キャッシング会社の利益にならないわけですから、キャッシング会社が損をしているように思います。しかし、これはリピーターを確保するためのいわゆる投資と言えます。

例えば、スーパーで行われている試食は、そもそもタダで商品を配布しています。得をするのは試食したお客さんの側であるように見えますが、試食分以上にその商品が売れれば売っている側の利益になります。この仕組みと同じで、お金という魅力のあるものですから、キャッシングで容易にお金を借りられる便利さを気に入った人は、再度、ある程度の利息はあってもキャッシングを利用するでしょう。

無利息のキャッシング商品は、一般的に1週間から6週間前後の期間を無利息としているものが多いようです。特に確実な返済実績のある利用者、つまり優良な常連さんとでもいいましょうか、このような人に一定期間を無利息で提供するサービスもあるようです。

ひとつ注意しなければいけないのは、無利息だけの部分を繰り返しうまいこと利用することで、一切利息を払わずにお金を借りようとしても、そのようなことは成り立たない、ということです。お金を貸す側のキャッシング会社は、前述したように利益を上げる企業、不必要なリスクは可能な限り回避するように検討を重ねた商品を提供していますから、容易に損をするような仕組みにはしていないということです。

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