審査なしとショッピング枠現金化の関係

一般的に、キャッシング会社などお金を貸すことを商売としている会社は、お金を貸すことにより利息を上乗せし回収することで経営が成り立っています。お金を貸して利息分も回収して利益を上げるということは、当然ですがきちんと貸した分と利息分を合わせて支払ってもらわなければいけません。

お金というものは、買い物にしろ、食事をするにしろ、病院に行くにしろ、とにかく使うものです。「お金は天下のまわりもの」とはよく言ったもので、そんな周りモノのお金の中から、借りた分の返済に充てるとなればそれなりの返済計画を立てることが必要です。

キャッシング会社は、誰にでもお金を貸すわけではありません。きちんと返済の能力のある人に貸すわけです。貸したお金を回収できると見込んで貸すわけですね。そのために、お金を貸す際、キャッシングを利用してもらう際には、利用者に対して「審査」を行い、返済能力があるか、ということを評価する、というのが一般的です。

しかし、「審査が無い」というキャッシングがあります。お金を貸す側にとって重要な審査が無いというのはどういうことでしょう。これは、「ショッピング枠の現金化」と言われるものになります。通常、クレジットカードにはショッピング枠というものが設定されており、その枠としてショッピングで利用できる限度額が設定されています。

つまり、このショッピング枠の限度額内で現金にしてくれるということなのです。ショッピング枠での買ったモノを、買い取り、現金をキャッシュバックするというものです。現金を貸すわけではなく、あくまでキャッシュバックということですから、審査をする必要はないのです。

ただし、自分のカードを使って買ったモノを、買った価格よりも安く買い取ってもらうことで現金を得ることになるわけですから、カード会社への返済は当然ありますし、買ったモノも買った時より安く売るため、現金にはできますが、結果的には余計なお金を消費していることになるのです。

そもそも、一般的に法律の下で行われている正規のキャッシングには、「審査の無いキャッシング」は違法となります。ショッピング枠の現金化を活用すれば、結果的に「キャッシングしている」ように見えるだけなのです。現金化の部分を利息に換算してみると法律で定められる上限金利を大きく超えるような金利に相当します。