一括返済を終わらせる前に確認する事

終わらせられるならそれに越した事は無し

キャッシングの返済は長期的になればなるほど、金利による実質的な負担は増加していく事になります。それを負担に感じて無理をする必要はありませんが、やはり素早く返済を終える事は、メリットも多いのが事実なのです。

その為にキャッシングの任意返済は積極的に行うべきですし、残高の確認もこまめに行う事で、大体どれくらいに終わるか判断も出来るようになります。支払いの負担から解放される以上、早めに終わらせて困る事は少ないと言っていいでしょう。

残額次第では一括返済を狙うのも重要です。一括と聞くと何だか大層な響きに聞こえますが、ようは支払い残高を終わらせる事です。難しい事でも出来ないわけでも無く、出来るならば是非やってみるといいでしょう。

一括返済のタイミング

一括返済を行うという事は、大前提として残高を払いきるだけのお金がある状態という事です。その一括で払うお金を新たにキャッシングで用意するのは論外です。そんな事をしてしまえば、金利の分だけ損をするだけで終わりです。

一括返済のお金は「特に使い道が想定されていない余分なお金」である事が理想的です。ゆえに一括返済の優先順位は低く、無理が無い金額になるまでは月々の支払いと任意返済にて調整する必要があります。給料を全額返済に回せば…と思うかもしれませんが、それだと生活にまで悪影響が出てくるので、まずやらない方がいいでしょう。
（⇒月々の返済方式を選ぼう）

また、貯金があるなら返済に回した方が、理論上は楽になります。というのも貯金があって明確な使い道が無い場合、借り入れを終わらせた方が制約が無い状態になりますので、結果的に身軽になるには借り入れを全て精算した方がいいのです。貯金が減る事を恐れてキャッシングで補うというのは、実は本末転倒です。他に出せる場所が無いからこそ頼るのがキャッシング枠の正しい使い道なのです。

一括返済の判断は慎重に

とにかく返せるなら返した方がいいのがキャッシングなので一括返済は有効ですが、返した後に何も残らない状態では、またすぐにキャッシングのお世話になります。返した後しばらくは頼らなくていいような状況が出来てからの一括返済が、本当の意味での完済に繋がるのです。

それに一括返済するという事は、キャッシング枠が完全復活するという事でもあります。貯蓄を費やしたとしても、急な出費にキャッシングが対応できるようになる事は忘れないでおきましょう。